SPECIALITY

スペシャリティ認定

アプリ開発には、
全ての楽しさが詰まっている。

APSアプリケーション
スペシャリスト

損保システム第三本部 
代理店システムグループ

赤松 加朱代現代文化学部・
コミュニケーション学科出身
/ 2008年入社

※所属部署名は取材当時のものです

アプリ開発には、
全ての楽しさが詰まっている。

アプリケーションスペシャリスト

IT化の実現において、アプリケーション開発の設計、開発、構築、導入、テスト及び保守を担う。プログラミング能力や、チームワークを発揮して作りあげるコミュニケーション力が必要。

5万超の代理店の「使いやすさ」を担う責任

私は入社以来、一貫して代理店システムの開発を担当してきました。主に火災保険設計における商品改定、特約の追加、法令対応などです。代理店システムはグループ全体で35万超のユーザーがいるため規模も大きく、正直忙しい部署でもあります。ときにトラブル対応などもありますが、人に恵まれ風通しも良く、何より開発している時は楽しいものです。常日頃から、代理店や保険のご契約者に損保ジャパンの商品を選び続けてもらえるような、損保ジャパンのファンになってもらうお手伝いがしたいという気持ちを持って仕事をしています。
入社から3年目まではパートナー会社とともに手を動かし、外部設計からシステムテストの実施までの開発工程を学びました。その後、他の案件で上流工程から携わり、パートナー会社とのやりとりも含めシステム開発の全工程を経験。ずっとこのグループに在籍しているため、代理店システムの知識はかなり深まり、「こうした方が使いやすい」と提案できることが強みとなっています。

大きな成長機会となった
ユーザビリティ向上対応

現在は火災保険設計のユニットリーダーを務めていますが、これまでに印象に残っているプロジェクトは「戦略代理店システムプロジェクト」です。このプロジェクトはユーザビリティ向上が目的。最初の段階では全国の代理店へ赴き、保険設計だけでなく顧客管理や見積もり、満期フォローなど、個々の機能についてニーズや改善点を洗い出し、オーナー部門とどういう実装にするかを検討しました。
中でも大きなやりがいを感じたのは、ユーザビリティ向上の一環として対応した、パソコンやタブレットでも利用できるようにするためのマルチデバイス対応。新しい画面構成にするために、オーナー部門と試行錯誤を繰り返しました。今までの代理店システムでは使っていなかった技術を採用したため、多くの部署と連携しながら作り上げていくことは困難の連続。立ち上げから4・5年、約3年の開発期間を経て無事リリースとなり、代理店さんから「使いやすくなった」というお声を多くいただいた時は一気に苦労が報われましたね。

上流工程から下流工程まで経験し自信がついた

これまで、上流から下流まですべての工程を経験できたことで自信がつき、スペシャリティ認定制度の「アプリケーションスペシャリスト」に挑戦しました。認定試験ではこれまでの実績を書類にして提出するのですが、棚卸をする中で、いろいろなことを経験してきたな、一個一個の案件の積み重ねで力をつけてきたのだなと実感しました。
当社としては、アプリを開発してリリースすることはいわば王道。アプリ開発のおもしろさや醍醐味は、やはり「カタチにできる」という点。そして、一人ではなく、いろいろな人と関わり話し合いながら作り上げていける点です。また、システムが使いやすくなったことで保険契約がスムーズになる、データ分析がしやすくなることで次の戦略が立てられるなど、課題を解決することで貢献できるという点も含めて「アプリ開発には全ての楽しさがある」と思っています。

マネージャーや
アナリストにも挑戦したい

常に成長を実感しながら過ごし、チャレンジしたい気持ちがどんどん湧き出て、気づけばあっという間に10年が経ちました。
今後の目標は、プロジェクトマネージャーやビジネスアナリストも視野に入れて業務にあたっていくこと。実は、「戦略代理店システムプロジェクト」での外部設計レビューの際、オーナー部門からの合意を得るのに苦労し、損保ジャパンの本社に1、2週間通い続け、朝から晩まで話し合ったことがありました。その際に、いかに関連する人たちとコミュニケーションを密にして仕事を進めることが大切かを実感し、プロジェクトを円滑に遂行するために重要なプロジェクトマネージャーや相手のニーズを捉えた上で適切なソリューションを提案できるビジネスアナリストに興味を持ったのです。
また、今までにないものを作るようなプロジェクトにも関わりたいです。当社は、保険を中心としたさまざまなサービスを提供するグループ会社に属しており、各業界の動向からシステムに求められていることを汲み取り、スピード感のあるシステム開発が今後ますます求められてくると思います。ITだけでなく事業会社の各業界についてもこれまで以上に把握し、提案ができたらいいですね。