SPECIALITY

スペシャリティ認定

QCDを達成するだけではなく、
ビジネス価値の最大化に貢献する。

PMプロジェクト
マネジメント

損保システム第一本部

井腰 徹文学部・
教育学科出身
/ 2006年入社

※所属部署名は取材当時のものです

QCDを達成するだけではなく、
ビジネス価値の
最大化に貢献する。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトの品質、コスト、納期(QCD)に責任を持ち、制約事項や前提事項といったプロジェクトのユニーク性を踏まえたマネジメントを行う。常に不測の事態に備え、日々刻々と変化していくプロジェクトの状況を正しく診断しながら、期間内にプロジェクトを成功に導き、ビジネス価値の最大化に貢献する。

壁を乗り越える度に団結力が高まり、
プロジェクトは加速していった

入社以来、アプリケーション系とインフラ系の両分野のシステム開発・保守に携わり経験を積んできました。その中でも印象に残っているのは、2021年に販売が開始された損保ジャパンの新商品「UGOKU(移動の保険)」に関わる新規フロントシステム開発プロジェクトですね。
この「UGOKU」はスマートフォンやパソコンから手軽に加入手続きできるところに特徴があり、保険募集のためのWEBシステムを開発するのが私たちのミッションでした。開発費数億円、100人以上のメンバーが参加する大規模開発。そのプロジェクトリーダーを、私が初めて任されることになったのです。巨大なプレッシャーを感じながらも、メンバーたちの特性を考えて適材適所でアサインし、コミュニケーションに気を配りながら開発を進めました。何度も壁にぶつかりましたが、それを乗り越える度にチームの団結力が高まりプロジェクトは加速していきました。そしてぎりぎり予定どおりにシステムが完成し、かつてない達成感をメンバーたちと分かち合うことができたのです。私にとって、プロジェクトリーダーの醍醐味を実感した瞬間でもありました。

副本部長として
部門全体のマネジメントに携わる

現在は損保システム第一本部に所属し、副本部長を務めています。損保システム第一本部は、損保ジャパンのお客さま向けのマイページや保険申込サイトなど、WEBサービスの新規開発や機能向上、保守開発を担うセクションや、代理店向けのアプリ開発を担うセクション、事故対応向けのアプリ開発を担うセクションなど、主にWEBフロント系の領域が集まっている本部になります。約138名のメンバーがおり、私は、プロジェクトリーダーとして開発に取り組みながら、部門全体のマネジメントに携わっています。
システムの開発・構築では、損保ジャパンのオーナー部門と連携して行う要件定義や設計といった上流工程から、パートナー会社とともに進める開発やテスト、保守運用などの下流工程まで一貫して携わります。開発費が億を超えるような大規模案件が絶えず複数動いているようなダイナミックな環境が魅力だと思います。さらに、パブリッククラウドやSaaSといった環境を積極的に活用し、アジャイル開発やUI/UXデザイナー育成にもチャレンジするなど、プロアクティブな環境のもと開発を進めています。また、大手プラットフォーマーとのAPIによるサービス開発など、システムばかりでなくビジネスそのものにも関われる手応えも面白さの1つですね。

スペシャリティ認定にチャレンジし、
新たな成長への意欲が湧いてきた

先にお話した「UGOKU」のプロジェクトリーダーを務めた2020年は、並行してもう1つ大規模な案件に携わり、成長を実感するとともに大きな自信を得ました。そこで次なるステップを目指してチャレンジしたのが、スペシャリティ認定制度の「プロジェクトマネジメント」でした。この挑戦は、自分にとって大きな転機になったように感じています。
認定の審査は、プロジェクトマネジメントの世界標準ともいえる「PMBOK」の体系に沿って進められました。これまでの実績案件を改めて体系に則して棚卸しすることで、自身のこれまでの実績やスキルを客観的かつ体系的に整理することができました。自身の強みを理解し、またそれと同時に、さらに上流のビジネス分野の知識が不足しているなど課題も把握することができたのです。さらに大規模なプロジェクトや、また異なるスペシャリティ認定へのチャレンジなど、新たな成長のための意欲が湧いてきました。

ビジネス変革につながる
真に価値あるシステムを開発していく

今後は、プロジェクトマネジメントのスペシャリストとして、後進メンバーの育成にも力を入れていきたいと思っています。私たちの部門には、スペシャリティ認定制度への意欲が高いメンバーも多く、毎年何名かのスペシャリストを輩出できるように後輩たちをサポートしていきます。
私自身のチャレンジとしては、システム開発のさらに上流となる、ビジネス構築にまで関わる領域まで仕事の幅を広げていきたい。プロジェクトマネージャーとして経験を積むとともに感じるのは、ビジネス変革につながるような真に価値あるシステムを開発していくためには、そこまで踏み込んだ取り組みが不可欠であるということ。今、そのための知識と経験を学んでいる最中であり、自分にとって2つ目となるスペシャリティ認定「ビジネスアナリシス」にチャレンジしようと考えています。スペシャリティ認定を取得してから仕事に対する視線も高くなり、最近ではビジネスのさらに先の、経営企画といった分野にも興味が湧いてきました。当社と損保ジャパンの架け橋となるような役割を担い、SOMPOグループの価値をさらに高めるような仕事に挑んでいきたいですね。