SPECIALITY

スペシャリティ認定

責任もやりがいも大きいPMには、
人間性が問われる。

PMプロジェクト
マネージャ

デジタルトランスフォーメーション本部 
スクラム開発グループ

北原 卓実経済学部・経済学科出身 / 2004年入社

※所属部署名は取材当時のものです

責任もやりがいも大きいPMには、人間性が問われる。

プロジェクトマネージャ

システム開発における一連のプロジェクトが円滑に進むよう、協力会社を含む開発メンバー、予算、進捗状況をマネジメントする。開発の計画を立て、お客さまや協力会社と折衝を行う。

数十億規模のプロジェクトを
終え新たな挑戦へ

前職は新卒で入社したメーカー系システム会社で、システムエンジニアとしてERPパッケージの開発を行っていました。しかしよりユーザーの近くで仕事がしたいと転職を決意。中でも当社は新卒・中途の分け隔てなく活躍できること、自由な社風に惹かれて入社を決めました。入社後はシステム基盤分野を担当。主にネットワーク基盤に携わったのち、基幹システムのサーバーリニューアルのプロジェクトリーダーを担いました。その後、新たな挑戦のためにジョブチャレンジ制度を利用しプロジェクトマネジメント本部へ異動の後、現在はデジタルトランスフォーメーション本部にて、全社に先駆けてアジャイルという新しい開発手法を導入したアプリケーション開発に携わり、その手法を社内に広めていく役割を担っています。

立場を理解して歩み寄り、
着地点を見つける

プロジェクトマネージャーの重要な役割の一つが、開発の計画を立て、予定通りに進んでいるか確認するというものです。開発計画の立案時にはこのシステムを作るにはこういう計画で何年くらいかかり、どういう順番で行っていくのか、要員は何名必要で、コストがいくら掛かるのかということを考えます。そして、関連するステークホルダーを整理しどうコミュニケーションを取っていくか考えます。ステークホルダーとは利害関係が相反することもあるためお互いの立場を理解した上で、歩み寄りながら着地点を見つけていくところがポイントです。このような場面では人と人とのコミュニケーション能力・調整力が問われると感じています。

自分の方針一つでチームが
大きく変わる責任

スペシャリティ認定試験の際には、今まで経験したプロジェクトを振り返るとまだまだ我流で未熟だったなと感じる部分もありました。例えば、何か問題が起きた際に追加のメンバーのアサインや残業等でなんとか期限内に間に合わせるということがありましたが、それは本当の意味でマネジメントができているということではなかったと感じてます。確かに局所的にはそのような対応が必要な場面もありますが、作業の優先順位やスケジュールを柔軟に変えて無理のないプロジェクト運営を行っていくことが長い目で見ると必要となってきます。また関連するステークホルダーと充分な対話を行うことで新たな解決策が生まれることがあります。プロジェクトも100個あれば100通りの問題を抱えているので、経験とプロジェクトマネジメントの技術を理解し、いかに臨機応変に対応していくのかが重要です。
そして、この自分の判断一つでプロジェクトの状況が大きく変わり、時にはプロジェクトの成功・失敗を左右することもあるため、責任は重大です。その分やりがいや充実感も大きなものになります。
仕事における困難な点は、自分自身が変わり続けなければならないことです。これはシステムに関する技術習得だけでなく働き方についても同様で、世の中の変化に追従していかなければなりません。
また、仕事をしていて嬉しさを感じるのは、やはりお客さまから感謝された時です。心を込めて作り上げたシステムで、利用者の方々に便利なシステムを提供できたと感じる時がこの仕事の醍醐味。困難も成長のためと前向きに捉えると楽しくなります。

アジャイル開発を推進し
新たなPM像を模索

現在、会社の先頭に立って、アジャイルと呼ばれる新たな開発手法の推進に取り組んでいます。アジャイル開発は、プロジェクトマネージャがあれこれ指示を出すのではなく、開発チームが相談しながら自発的に進めていくスタイルです。例えばシステムの最終的なイメージが固まっていないプロジェクトなどに向いています。アジャイル開発における新たなプロジェクトマネージャ像はまだ模索中です。サーバントリーダー的な存在として、「困ったことはない?」と皆に寄り添いながら、障壁を取り除いてメンバーが開発に集中できる環境をつくっていけるように学んでいきたいです。
一方、そのような経験の中で、若手・中堅の育成にも力を入れていきたいと思うようになりました。当社では、チームビルディング塾など自律型社員を育成するための取り組みを行っています。受け身になるのではなく、若手でも自発的に学び、考え、発信し、成長していくような風土を作っていきたいと考えています。