SPECIALITY

スペシャリティ認定

全社システムのグランドデザインを
描ける人物を目指す。

ITSIT
スペシャリスト

ITシステム本部

原口 直哉経営学部・経営学科出身
/ 2001年入社

※所属部署名は取材当時のものです

全社システムのグランドデザインを描ける人物を目指す。

ITスペシャリスト

アプリケーションを動かすための基盤、プラットフォーム、ネットワーク、データベース、セキュリティなどについて幅広い知識と技術を持ち、お客さまのIT戦略に最適な環境を構築する。

代理店向けサーバのリプレースで
アクセスが6倍に

就活当時、周囲から「ITはなくてはならない社会インフラとして、発展性のある領域だ」と勧められました。中でも保険業界を含めた金融機関は、どの企業も多額のシステム投資を行っていたのが魅力でした。
入社後は、e ビジネス系の新商品システムの開発、端末系の業務にあたったのち、社内システムのリニューアルプロジェクトに参画し、約3万ユーザーに対するノーツサーバ、クライアントのバージョンアップを行いました。印象に残っているのは代理店向けサーバの老朽化に伴うリプレースを行ったこと。サーバのリプレースだけでなく、アプリの利便性の向上、見た目もスタイリッシュなデザインに変更しました。その結果、アクセス数が6倍になり、当時、保険毎日新聞にも取り上げていただいた思い出深い案件です。
その後はテレビ会議システムの導入など、新技術を利用した業務革新モデルの調査・提案、社員のワークスタイル変革をキーワードに金融系で初めてGsuiteの導入をおこないました。その後、営業部門向け社内端末の全面リニューアルなどに従事してきました。

システム障害のリカバリがスキルを上達させる

現在は、コラボレーション領域のプロジェクトの立ち上げ中。当社はグループウェアの刷新時期を迎えており、製品選定を行っています。以前にも、新たに情報コミュニケーション基盤を構築した際、世界的なグローバル企業と協力関係を築きながら社内外の調整を行ったこともありました。当社にはさまざまな意見を持ったステークホルダーが多くいますので、それらの意見を取りまとめ、調整することは時に困難を伴います。何より、当社はグループ会社も含めて5万人、代理店領域も含めると50万のアカウントを支えているため、業務に支障をきたすことのないよう責任もプレッシャーも大きいです。ですが、プロジェクトをスムーズに進め、「ありがとう」と言われた時は大きな嬉しさを感じますね。

一番スキルが上達するのは、システム障害のリカバリ。試行錯誤しながら、問題が解消された時の安堵感はなんとも言えませんし、その時に身につけた技術は10年以上経っても忘れることはありません。

グローバルな感覚を持って世界のトレンドを追う

スペシャリティ認定制度を通して、自分の強みやITスペシャリストとして必要な要件も再認識することができました。私が大事だと思うのは、リーダーとして第三者も評価できる技術を持っていること。具体的には、全体デザイン、設計・構築を自分でもおこなえることだと思います。その上での、マネージメントであり、後任育成だと思います。
ITスペシャリストとしてこの領域に感じる魅力は、グローバルな感覚を持って、常に最新のテクノロジーを追いかけていくところ。例えば、昔はハードウェアを調達し、基盤を一から構築していました。もちろん今でも同様に行うケースもありますが、今はクラウドなど多くの選択肢があります。それをビジネスの特性に鑑みた最適な、基盤を作っていくことが醍醐味だと感じます。

大規模プロジェクト億単位の案件もあり選択肢が多いことが魅力

今後の目標は、ITスペシャリストとして後進メンバーを育てていくことです。基盤領域では、ビジネスのニーズを踏まえた提案が大切。ビジネスをしっかりと知り、そのニーズを的確に分析し、最適なソリューションを導きだせる、そんな人材を育てたいと思います。
私が入社した当時と今とでは、技術の進歩が速く、ビジネスの環境変化が激しく、まさに、何もしないと、時代に取り残されます。ITスペシャリストとして、最新のテクノロジーを追いかけ、当社ならどういう使い方をするかイメージを持っていることが必要と思います。当社は予算規模の大きなプロジェクトが多く、様々な選択肢から最適なソリューションを多角的に検討し、選択していきます。そして何より新しい技術にも積極的にチャレンジしていく土壌があります。そこで多くの技術を習得できるのが魅力です。
今後は、全社システムのグランドデザインを描けるような人物になれるよう、さらなる技術力を身に着けていきたいと思います。